オフィス空間の再設計をを計画している企業様よりこんな質問を受けました。
この企業様では現在レイアウト変更にあたり、古くなったデスクの入れ替えを検討されています。
「国産オフィスメーカーの家具を入れようと考えていましたが、ネット通販の安価なものが出回っています。鈴木さんはどちらをお勧めしますか?」という内容でした。
ある程度予算を想定してらっしゃるはずですから、それを無視したアドバイスは控えなければなりませんが、四半世紀空間に携わってきて感じる事は『価格には理由がある』という事です。
私が信頼している数社の国産オフィス家具メーカーでは、様々な体格の方が使用する事を想定し耐久テストを繰り返し商品化しています。
業種や仕事内容によって、又どの程度の物が天板に置かれるかも異なります。
オフィスの移転や家具移動の可能性など、様々な角度で可能性を見て丁寧な手順を踏んでいます。
だから、長年使える事に繋がっているのですね。
ネット通販商品の中にも勿論耐久性を持つものがあると思いますので一概には言えませんが、何か不具合があった時、担当者が来てくれて現物を確認して対処してくれるかどうかも、選ぶ際のポイントになるのではと考えます。
不具合の解決に社員の大切な時間をとられてしまうことは避けたいですね。
以前別の方から伺った話ですが、ネットでデスクを購入して間もなくうっかり家具をぶつけてしまったのだそうです。
この程度でマサカ?という事が!なんとデスクの側面が凹んでしまったそうです。
他にも私の知人で、ネットで購入した椅子が続けて2回壊れた、という方がいます。(体格の良い方です)
怪我など事故に繋がらなかった事が救いです。
3脚目は、実際に商品に腰かけて、慎重に選んだそうです。
そして、丈夫で長持ち、は地震や災害対策にも必要な事のように思います。
そうは言っても予算がありますから、先の顧客様にはこんな風にアドバイスをさせて頂きました。
「空間を全体的に見て、継続して使えそうな家具があるかどうか判断し、全てを新しくするのではなく段階的に計画されては如何でしょうか」と。
それが、若い社員たちの中にも、物を大切にする心が育まれてSDGSに繋がる取り組みとなるように思うのです。
古い家具と新しい家具の組み合わせなど、インテリアコーディネーターの資格を持つ私共にぜひご相談下さい。
ご予算に合わせた形で。オフィス空間を再設計し社員満足度&生産性向上を実現するお手伝いを致します。